日々是修行

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ジョブスとゲイツを足したような人物、イーロンマスクのあり得ない凄さとは

イーロン・マスクというアメリカの実業家が話題である。

元々南アフリカ出身の彼は、現在人類の火星移住に向けて着々とその駒を進めているようだ。

人類には二択しかない。このまま地球にとどまって滅亡するか、多惑星種となり存続するか、というのは彼の言葉である。

その二択のうち、後者を選択したい彼は、自らの力で、近い将来100万人規模の人類を火星に移住させようと目論んでいるのである。

現在は民間企業として、ISSへの物資補給宇宙船や、様々な企業からの委託を受けて人工衛星を打ち上げるビジネスをしている。

ファルコン9と呼ばれる彼が使っているロケットは、世界初の、”打ち上げに使用した一段目が自ら飛行して着陸する機能” を備えたものであり、これにより他国のロケットにくらべて半分以下のコストを目指すことができるとしている。

何度かの実験失敗の後、その技術を完成させ、すでに打ち上げビジネスに活用している彼は、より大型のロケット、それは火星に人を送ることすら可能となるものだが、の打ち上げ準備を着々と進めているのだ。

また同時に人を宇宙に送るロケットの準備もしており、これに成功すれば、世界で初めて民間企業が有人飛行に成功した例となる。

 

彼は、もともと、あのインターネット決済システムであるペイパルを作った人物であり、現在はファルコン9ロケットを使った宇宙ビジネスの他、テスラモーターズという電気自動車を作成する会社を経営する傍ら、ハイパーループという超高速次世代鉄道(=時速1200kmでチューブ内を走行可能なもの)の会社の指揮を行っている。

わずか十数年で、世界トップの経営者何人分もの働きをしており、彼はアメリカにおいて、「スティーブジョブスとビルゲイツを足したような人物」とまで言われている。

まさに世界を変えることができる人物と目されているのだ。

 

もうじき2020年を迎えようとしているが、かつて1900年代の終わりに、我々が夢見ていた未来になろうとしているだろうか?

否。あの頃の我々は21世紀には車が空を飛び、宇宙へは誰でも行ける、そんな未来を想像していたはずだ。しかし、現時点においても、それは遠い未来の夢物語に思えてならない、というのが大方の人の認識だろう。

この点についてアメリカの識者も同様に考えているらしく、特に、現在の優秀な頭脳がインターネットビジネスに流れていることに警鐘を鳴らす。

あのころ大学でトップを取っていた学生が、今はフェイスブックでいかに広告がクリックされるかを毎日考えている・・と。

そんな現在と、我々が夢見た未来。それをまさに繋ぐ存在こそが、イーロン・マスクなのだと思われいるに違いない。

彼の存在によって、未来は書き換わる可能性を秘めているのだ。