日立の鉄道輸出ビジネスの現在
日立がすごいですね。鉄道輸出で本当に存在感を発揮していますね。
とにかくイギリスでの評価がすごい。
寒冷化でイギリスの鉄道が軒並み止まってしまったときも、日立製の車両は止まらなかった。それで、止まったほかの車両の救出に向かったくらいですから。
イギリスといえばまさに鉄道発祥の地で、日本の鉄道の師匠ですよ。
その国にまさに育てられた日本が、いままさに、逆に鉄道を輸出しているのですから。これは感慨深いものがある。
日本に鉄道技術をもたらしたエドモンド・モレルも、天国で喜んでくれているのではないでしょうか。
イギリスは現在以外にも高速鉄道がないんですね。
フランスとかスペインとかヨーロッパはその各地を新幹線のような高速鉄道が結んでいるのですが、海を隔てたイギリスにはない。
しかし今後導入しようという動きがあり、日立もそこに手を挙げている。おそらく採用になるのではと思いますね。
日立の戦略としては、イギリスをヨーロッパの拠点とすべく、イギリスに工場を作って、ヨーロッパ各地に販売、と目論んでいましたが、ここで予想外の事態が発生しました。
それはイギリスのEU離脱です。
イギリスがEUの国でなくなると、イギリスの工場で生産した車両を、フランスやイタリアに輸出するときに関税がかかってしまうのですね。
ということで、日立は、イギリス以外の国に工場を作ることを再検討しているみたいですね。